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火垂るの墓は結局誰が悪い?清太がクズで西宮のおばさんは悪くない?

今回、7年ぶりに地上波で放送される【火垂るの墓】

子供のころに見た感想と
大人になってから見た感想

すこし違いがでてくる映画ではないでしょうか。

毎回、火垂るの墓の主人公の【清太】が【悪い】
という辛辣な意見が出てくるのも確かです。

  • 清太が悪い、清太の行動で節子が亡くなってしまった
  • 西宮のおばさんはなにも間違っていない

そういわれてしまうのはなぜでしょうか?

この記事では、清太が叩かれてしまう理由を深堀していきます。


目次

火垂るの墓は結局のところ誰が悪い?

清太が悪い!西宮のおばさんは悪くない!とも
清太が正しい!西宮のおばさんが悪かった!とも
言えないなあ…。と毎回思いますが、

正直、清太の行動・発言によっては節子はあんなにはやく
亡くなることはなかったのではないでしょうか。

と感じてしまうのは事実です。

14歳の清太、4歳の節子。
戦争真っ只中でこの2人だけで生き延びられるわけがないのです。

火垂るの墓 清太がクズすぎる?

この悲惨な結末は、
清太のプライドの高さと甘さが招いたと思っています。

お父さんは海軍大佐。お母さんは心臓は悪いけど優しい人。
きっと生活には苦労しないで過ごしてきたのだと思ってます。

それが故に、14歳にしては素直さと謙虚さが少し欠けていた…?

ただ、根本的には戦争が無ければよかった。
戦争が無ければ母親も父親も死ぬことはなかった。
清太が我慢して頑張らなくてもよかった。

清太は、あの年で、あの環境で頑張ったんです。

清太はとにかく、自分と節子を守りたい一心だと思いました。

そんな少年にクズとは言えないです…。
自分がどれだけ恵まれてるか考えたら言えない…。

火垂るの墓 西宮のおばさんは悪くない?

西宮のおばさんは、言い方が冷たいにしても
おばさんが悪かった。とは…今なら言えないです。

自分が幼いころに見た火垂るの墓は、
「あのおばさんが意地悪したから2人が亡くなった」
と思っていました。

戦時中、自分の家族以外に育ちざかりの子供2人。
昼間も遊んで、家の事も何もしない清太と節子に
優しくできるほどの余裕はどこの家庭にもないはず。

西宮のおばさんは正論を言っていた

西宮のおばさんのちくちく言葉が多かったですが、まとめると
【働かざる者食うべからず】でした。

正直、今以上に当時の状況はこの言葉がぴったりですよね。
明日の食糧もない状態なのですから。

亡くなったお母さんの着物を売ったり、
雑炊の中身を自分の娘に多く入れたり、

きっと清太から見ると意地悪ばっかりしてくる人。

でもこの状況で、2人分のご飯を用意することがどれだけ大変だったか。
清太と節子はいつも遊んでいて、滞在させてもらっているにも関わらず
なにかを手伝う・働きにでかけることもない。感謝の言葉もない。

私はおばさんと清太の関係を見ていて
清太自身の感謝の言葉が無い事に違和感を覚えていました。

清太って、誰にも「ありがとうございます」って言ってなくないですか…?

見逃してたらごめんなさい

住まわせてもらって当たり前
ご飯をもらって当たり前

そんな態度に西宮のおばさんはイライラしていたのだと思います。

西宮のおばさんは後悔している?

まさか本当に出ていくとは思わなかったでしょう。

だって、絶対に生きていけないですから。

西宮のおばさんの家を出ていくときの清太の顔は
反抗的・意地をはっているようにしか見えない。

ですが、おばさん自体は柔らかい表情をしています。

  • 他に引き取ってもらえる親族のところがあったと思った
  • 疫病神と呼んでいた2人分の負担が減ると知ってほっとした
  • このタイミングで素直に清太からの謝罪を待った

おばさんはこの時どんな気持ちだったのでしょうか…
ただ、おばさんも自分の娘がいる。
子供を見殺しにしてもいいと思うほど鬼じゃないはず。

「こんなところに住んでいるくらいであれば2人で生きていける」
と思ったのでしょうが、不可能に近いですよね…。

まとめ:清太がお金持ち家系で苦しい状況でもプライドを捨てられなかった

結論としては、
清太もおばさんも、どちらも悪くない。と思います。

清太がもう少し、ありがとうを言えてたら
おばさんともう少し、話すことができてたら。

どちらも亡くなる事もなく、
この2人の生活は変わっていたかもしれないと思います。

ご飯が食べられることが当たり前じゃない、
住む場所があることも当たり前じゃない、

清太がそれを気付くには少し幼かったのかも…。
その年で、気付かなければ生きていけない状況だった。
それ自体が、悲しいというか、切ないです。

今不自由なく生きていける私たちも考えなければいけないことですね。

毎日ちいさなことに感謝しないと。


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この記事を書いた人

適当~~~に生きているアラサーブログ

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